無改造でも、素晴らしいのだが、つま先を外に向けれらず、力強い立ちポーズが決められないのが非常に残念。
40年以上前のキットだが、各パーツの形状は非常に良い。
関節位置を調整し、迫力あるスパルタンの姿を再現したいと思う。
とりあえず、アルミ線接続&マステで仮組し、シルエットを確認。
・脚を大きく開き、つま先を外にむける。
・腕は肘が外を向いた状態で軽く前方に曲げる。いわゆる「ガワラまげ」を再現。
なかなか良い感じ。
【ガワラまげ】
設定画では肘が外を向いた状態で前腕を前に曲げている。
外装甲を「骨格」と捉えると違和感があるが、「鎧」と捉えれば自然。
脚を大きく開いたまま、つま先を外に向けるため、股関節根元にボールジョイントを仕込んだ。
また、足首の接地を維持するためキットの”くるぶし関節”は捨てて2mmアルミ線で固定している。
股関節パーツ
・元の可動軸をゴッソリ削り落とし、ボールジョイントの受け側をエポパテと共に埋め込む。
・つま先を大きく開けるよう、前側は狭く、後ろ側は広く削る。
・ボールジョイントはかなり深い場所に埋めるイメージ。股関節パーツが本体に埋まる様にならないとカッコ悪い。
股関節と太ももはポリキャップと3㎜プラ棒で接合。塗装を考慮し”あとハメ”できるようにした。ついでに脚のロールも確保。
足首はアルミ線で位置を決めている。スペースの関係でスネではなく、太ももに固定した。
あまり派手なポージングをさせるつもりはないので、これで問題はないが、すねパーツ内側側面に固定する事も可能だったかもしれない。
3mm角棒、1mm&0.5mmプラ版を使用し、アルミ線を埋め込むように固定。
股関節パーツは塗装後に組めるようにポリキャップをプラ板でサンドイッチした。
「ガワラまげ」再現のため、キットの関節軸が丸見えになっている。
ここはパテで埋めてしまうつもりでいたか、可動メカに見えるように加工しても面白そう。
前腕と上腕を、2mmアルミ線で接続し「ガワラまげ」を再現する。
前腕側はプラ角棒&板でアルミ線の固定用基部を作成。
モナカパーツ片側にアルミ線固定用基部を接着した。
・・・が、流し込み接着剤を使ったのがまずかった様で、仮組中に一度はがれている。
パーツ内側は平滑ではなく、また軽くアールがついているので、密着していなかったと思われる。粘度の高いタミヤ白フタでやり直したが、エポパテで張付けて良かったかもしれない。
上腕はキットのロール軸を生かすため、仕切りを作って「プラリペア」でアルミ線を固定した。
アルミ線をプラリペアの粉で埋めたところに液を垂らして固めている。
(粉に液を染み込ませたペースト状態で作業すると想定外の場所に垂れるリスクが大きい)
こちらも、モナカパーツ片側に対して実施。
モナカパーツ反対側がちゃんと組める事を、まめにチェックしながら進めないと、後が大変。
完全硬化してから、削ったり剥がしたりするのはパーツを破損するリスクが高い。
手首とウエストは後ハメできるよう、切欠きを作った。
ポージングとは関係ないが、肩のミサイルハッチを切り離した。
開閉ギミックを組込むわけではなく、面出を考えての事。
ミサイルハッチ開状態を再現したくなってしまうが、工作難易度が一気に上がるので、今回は見送るつもり。
キットのままだと”A”の様に、ミサイルハッチ先端の面が歪んでいる。
面出ししたのが”B”の状態。
ミサイルハッチの逆台形のモールドは「1.ウェポンベイ注意表示」という設定のようだが、しっかり凸モールドになっているので「2.点検ハッチ」「3.追加装甲」「4.ライト/センサー類」といった解釈でも面白そう。
個人的には1.2.がリアルに感じるが、模型的には3.も映えそう。
4.は位置的に嘘くさく感じてしまう。
1.+2.だな…。
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